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医療現場の見守りを変革する - MEGTARシステムのご紹介(第3回)

執筆者の写真: MICHIHIKO MIKAMIMICHIHIKO MIKAMI

みなさん、こんにちは!


前回はMEGTARの運用フローと導入手順についてご紹介しました。


第3回となる今回は、実際の医療現場での活用事例をご紹介します。

MEGTARがどのように活用され、どんな効果を生み出しているのか、具体的な例を交えながらお伝えしていきます。



■ある国立病院での導入例


ご紹介するのは、ある国立病院での導入事例です。この病院では人工呼吸器を使用している患者さんの見守り業務で、MEGTARが大活躍しています。


導入の背景には、人工呼吸器関連のインシデント(医療事故につながりかねない出来事)への対応がありました。

2021年4月から12月の間だけでも、電源の接続忘れや回路不良など、実に34件ものインシデントが報告されていたんです。

しかもこれは氷山の一角で、報告されていない事例を含めるとさらに多くのインシデントが起きている可能性がありました。


そこで導入されたのが、カメラとマイクで人工呼吸器と生体情報モニタを24時間見守るMEGTAR。


医療スタッフはタブレットやパソコンから、離れた場所でも患者さんの状態や医療機器の稼働状況をリアルタイムでチェックできるようになりました。


タブレットで遠隔医療機器監視


■導入後の具体的な改善事例


特に印象的だったのは、夜間のアラーム対策での効果です。


ある患者さんのケースでは、夜間に44件も鳴っていた人工呼吸器のアラーム。

MEGTARの記録を分析したところ、アラームの設定が不適切だったことが分かりました。


設定を見直したところ、なんと翌日には2件にまで激減!

患者さんの安眠が確保できただけでなく、看護師さんたちの無駄な往復も減らすことができました。


感染症病棟での活用も見逃せません。


防護服の着用が必要な感染症病棟では、頻繁な病室の出入りが難しく、異変の発見が遅れがちでした。

でもMEGTARのおかげで、病室に入らなくても機器の状態が確認できるようになり、必要な時だけ防護服を着用して対応できるようになったんです。


また、生体情報モニタの電源切れも早期発見できた事例も。

モニタの電源が切れていることをMEGTARの画像記録で発見し、すぐに対応することができました。



■今後の課題と期待


もちろん、改善が必要な点もあります。


検査や入浴の際のシステムの停止・再開の手間や、カメラの位置調整の難しさなど、現場からの声も上がっています。特に、ベテランの看護師さんたちにとっては、新しいシステムの操作に慣れるまでに時間がかかるという課題も。


でも全体としては、医療安全の向上に大きく貢献していることが確認されています。


個室や離れた病室での見守りが楽になった点や、アラームの適切な設定につながった点、そして何より医療スタッフの確認作業の負担が減ったことが高く評価されているんです。


このMEGTARシステム、実は病院だけでなく、介護施設や在宅医療の現場でも活用できる可能性を秘めているんです。医療機器の安全管理という大切な課題に対する、新しい解決策として、今後の展開がますます期待されます。


次回は、MEGTARのより進んだ活用方法として、データ分析機能やOCR機能の活用例をご紹介する予定です。お楽しみに!

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