前回はMEGTARの全体像をご紹介しました。第2回となる今回は、MEGTARの運用フローと導入手順についてご説明します。
システムの具体的な使い方をイメージしていただけるよう、実際の運用例も交えながらご紹介していきます。
MEGTARの運用の流れ
MEGTARの運用は、大きく分けて以下の8つのステップで行われます。
監視装置の基本設定
マスタ情報の登録
監視対象の登録
監視装置の設置
監視開始
監視(アラーム確認、対処履歴入力)
監視停止
監視装置の撤収
それでは、各ステップについて詳しく見ていきましょう。
Step 1:監視装置の基本設定
監視装置の設定は、とても簡単です。
接続設定
電源とLANケーブルを接続
ネットワーク機器へのLANケーブル接続
WEBブラウザから設定画面にアクセス
出荷時に状態によりますが、http://e000.local:5000 でアクセス可能です。
初期設定
装置設定画面 装置設定画面からWi-Fi設定
監視装置IDの設定(英数字4文字)
設定後は自動で再起動
再起動後はLANケーブルを抜いてください。MEGTARは無線LANで正常稼動するように設計されています。
Step 2:マスタ情報の登録
運用に必要な基本情報を登録します。
医療機器の登録
機器の基本情報
型番、シリアル番号
設置場所情報
監視装置の登録
監視装置ID
ネットワーク情報
設置場所情報
患者情報の登録
患者基本情報
病棟、病室、ベッド番号
これにより、場所での並べ替えが可能になります
Step 3:監視対象の登録
実際の監視を行うための紐付け作業を行います。
新規追加画面での設定
監視対象の追加画面 監視する医療機器の選択
使用する監視装置の選択
対象患者の選択
詳細設定
アラーム検知の設定画面 アラーム検知の条件設定
画像取得間隔の設定
通知設定
Step 4:監視装置の設置
実際の現場への設置を行います。

機器の配置
カメラ:医療機器の画面が見えるように設置
外部マイク:医療機器のスピーカー近くに固定
電源の確保
設定の確認
管理画面でのアクセス確認
カメラ画角の調整
マイク感度の調整
Step 5:監視開始
監視を開始するための設定を行います。
監視状態の変更
「監視待ち」から「監視中」へステータス変更
監視装置での検知開始
動作確認
カメラ映像の確認
テスト用アラーム音での検知確認
アラート通知の確認
Step 6:監視の実施
日々の監視業務を行います。

定期確認
ホーム画面での状況確認
アラーム履歴の確認
ライブ映像での状態確認
アラーム発生時の対応
アラート通知の確認
実測値の確認
対応履歴の記録
情報共有
コメント入力
画像・動画の確認
必要に応じたQRコード生成
Step 7:監視停止
監視を終了する際の手順です。
システム上の操作
監視状態を「監視終了」に変更
検知停止の実行
最終確認
アラーム履歴の最終確認
対応履歴の確認
Step 8:監視装置の撤収
機器の撤収を行います。
撤収準備
検知停止の確認
データ送信完了の確認
機器の撤収
外部マイクの取り外し
カメラの取り外し
電源・LANケーブルの取り外し
運用のポイント
MEGTARを効果的に活用するためのポイントをご紹介します。
適切な設置位置の選定
カメラ:画面が見やすい位置、光の反射に注意
マイク:アラーム音が明確に聞こえる位置
安定した電源の確保
定期的な動作確認
カメラ画像の確認
アラーム検知のテスト
ネットワーク接続の確認
情報共有の徹底
確認したアラームへのコメント入力
シフト交代時の申し送り
異常時の連絡体制の確認
次回予告
第3回では、MEGTARの具体的な活用事例をご紹介します。様々な医療現場での導入実績を基に、システムがもたらす具体的な効果や、現場での工夫についてお伝えしていく予定です。
いかがでしたでしょうか。MEGTARの運用フローについて、イメージを持っていただけたでしょうか。次回は、より具体的な活用シーンをご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!
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